ピピピ通信

日々、企んでいます。

虫嫌いが虫を克服するために虫を食べる話

 
「こんなブログはなかった」
 
 
 
全然更新してないし、そう言ってブログごと破棄しようかと思ってたんですけど、駄目でした。
 
 
 
「次の代のサークル員にどういう活動してるか説明するために必要」というのがサークルの意見らしくて、「いや、俺すらも理解してないからな、このサークル」と思いながらも、権力の犬なので渋々記事を書きます。
 
 
誰か、俺を褒めて欲しい。
 
 
という訳でこれから虫を食べる記事を書いていきます。
みんな、shareしてね。
 
 
 
 
どういう訳だよ。
 
 
 
 
「うちのサークルは虫を食べる活動をしてる」と後輩に思われたらどうするんだ。
 
残念ながら事実だよ、馬鹿野郎。
 
 
 
とはいえ、「いえーい、虫食べるでー。俺ら変わってるやろー?」みたいなテンションではないことは理解して欲しい。
 
 
「ちょwwお前ら、きちがいすぎww」とか学部の友達にリプもらうような調子乗った大学生みたいなことしたい訳じゃない。
 
なんなんだあいつらは。
ハッシュタグつけ過ぎだろ。
つけなきゃ死ぬのか?
ふざけるのも大概にしろ。
 
 
「嫌だ。なんで俺らは虫を食べているんだ。ふざけるな、ミルフィーユとかティラミスが食べたい」という心境でやっていることは理解してほしい。
 
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誰か俺にスイーツ的なものを差し入れしてくれ。セブンのやつ。
甘味を感じたい夏なんだ、わかれ。
 
 
 
 
今回の企画では、その辺の調子乗った大学生がやりそうな「虫食ってみました」っていう内容をいかに整合性の取れた理由でお送りできるかを念頭に置いてみました。
 
 
その結果の企画がこちら。
 
 
はい、ドン!
 
 
 
 
「虫嫌いの人間が、虫嫌いを克服するために、虫を食べることで、生態系の中で虫の上に位置できるようになって、虫が大丈夫になるのでは?」です。
 
 
 
ごちゃごちゃうるせぇな。
もっと簡潔に伝えろ。
 
だから俺には友達がいない。
 
伝えたいことが溢れすぎているんだ。
 
 
 
俺の気持ちをみんなもっと受け入れてほしい。
 
 
 
 
 
 
と、まあ、ごちゃごちゃ書いたおかげで、企画の趣旨は理解できたでしょうか。
 
要するに、虫が苦手な人間は、虫を怖がっている節がある。
ならば、虫をボコボコにどついて、調理して、食ってみることで、「あれ?ウチってば、虫よりも激つょじゃね?ウケる。マジ卍」と、ギャルっぽくなること間違いなし!
卍の使い方あってんのか?
 
 
地元でヤンキーの女の子が手に鉛筆とカッターで「卍」と刺青を彫った事件と、BLEACHでしかこの漢字見たことないぞ、常用漢字を使え。
 
 
 
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一番好きな卍解です。
 
 
 
 
 
と、まあ、こんな感じの企画をサークル員に伝えると、全員当日に予定があると遠回しに伝えてきました。
 
あれ?
みんな、やる気ないの?
 
虫食べたくないの?
 
は?
 
じゃあ、この企画やめまーす。
 
各自、各々の夏休みに戻って、スイカとか割ってください。
 
 
 
 
 
 
 
解散。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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八月末日。
 
網を携え、夕暮れの川辺を遡上していく若者たち。はしゃぎながら、箱の中に虫を詰めていく若者たち。
 
 
そう、我々である。
 
 
なんやかんや、メンバーは集まった。
 
 
「ピザとか食べるよ」とか適当なこと言ったら何人か釣れた。
俺が食いてえわ、そんなもん。
 
 
おおよそ、2時間ほど。近くの川辺をぐだぐた歩いた結果、虫かごには本日の夕食の材料が集まった。
 
 
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死屍累々。
 
 
生態系がこの箱に詰まっている。
 
 
パンドラの箱って、こういうものだったんじゃないだろうか。
 
 
この地獄絵図に軽く全員が引いていた。
 
 
 
甘い考えで集まった弊害だ。
 
 
 
足取り重く、サークル員の自宅に集合し、虫が糞を出すおおよそ2時間程をスプラトゥーンやマリオベースボールなどで遊んで過ごす。
 
 
虫なんか食べずに一生この気の置けない仲間たちとゲームをしていたい。
 
 
誰もがそう思っていたが、時間は無情だ。
 
ベランダから虫の羽音が嫌というほど聞こえてきて、我々は夢から醒めた。
 
 
こんなことなら夢なんて見なければ良かったと、任天堂を逆恨みした。
 
 
 

ここから、【ピテクスのピピピで虫ゃ虫ゃ(むしゃむしゃ)昆虫クッキング!!】の時間です。ふざけた話ですね。

 
 
 
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まずは虫が詰まったこの禁忌の箱を温水で満たす。
 
動き回る虫を全て溺死させます。
 
 
調理前に羽ばたかれたら、マジでキッチンが爆心地になります。
 
苦しいのかもがく姿に、若干の罪悪感と人間の本質的な嫌悪感が募ります。
 
 
サークル員がぽつりと、「こんな風にして死ぬのだけは嫌だな」と洩らしました。
 
同感だなと、彼の肩を優しく触れた。
 
 
 
 
そのあとは、虫を本格的に熱湯で茹でていきます。
 
 
 
グツグツと茹でられる姿に、生の儚さと鍋の中に虫がいるという違和感を感じました。
 
 
 
スプラトゥーンがやりたくなったので、ここからしばらくスプラトゥーンをやります。
 
 
 
「ちょっと、来てくれ!ヤバイ!」
 
 
鍋の様子を見に行ったサークル員が大声をあげます。
 
 
うるせぇな、今、ガチマッチやってんだよ。
くだらねぇ用ならしばくぞ。
 
 
 
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「出汁がすごい出ている」
 
 
 
 
 
 
出汁ってなんだよ。
 
 
 
出る訳ないだろ、虫だぞ。
 
 
 
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そして、その出汁を飲むサークル員。
 
 
 
 
やめとけ。
 
 
 
蕎麦湯とかと勘違いするな。
 
 
「塩の味がします」
 
 
 
それは、あらかじめお湯に入れておいた塩の味だ。漁師のごはんみたいになってしまったな。
 
 
 
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そして、タマムシを揚げた。
 
 
 
文脈が破綻しているが、もともとが破綻した行為なんだ。
 
こうなるのも当然だろう。
 
 
 
光沢が失われ、頭が飛び出た姿はビジュアル的には泥と同じくらい食べ物にカテゴライズしたくない様子。
 
 
タマムシは食べられる虫なのかサークル員に調べさせるが、「検索欄に”タマムシ 食べ方”って入るのが嫌」とごねられた。
 
 
 
 
 
一生残り続けろ。
 
 
Googleに刻み付けろ。
 
 
 
 
 
恐る恐る口に運ぶ。
 
 
宝石を口に入れているようでそこそこのインスタ映えだった。
 
タマムシはインスタ映えするぞ、みんな。
 
shareしてくれ。
 
このライフハックを。
 
 
 
「あれ?なんか食べたことある味」
「本当だ、なんだこれ」
「あ、これ、あれだ。煎餅とかおかきにに入ってる黒い豆のやつ」
「いや、まて。確かめる。…………マジだ!!!!タマムシ、豆の味だ!!!すげえ!!!!」
 
 
 
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これです。
 
 
 
ひとしきり、自然の奇跡を味わった後、トンボとバッタのかき揚げを作った。
 
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トンボのかき揚げは「ドラゴンフライ」というレシピ名でクックパッドに載せてやろうかと思ったけれど、ネットに慣れた主婦はライオンよりも怖い。
 
 
 
眠れる獅子をわざわざ起こす必要はない。
 
 
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実食をする光景。
 
 
 
彼女達は、これから「虫を食べた女」になる。
 
 
 
 
 
控えめに言って最強だ。
 
 
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セカイだって救える。
 
 
 
 
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最後に、どデカイバッタをフライにしました。
 
 
 
「バタフライ」と名付けました。
 
 
しかし、素材の姿を知ってるせいか、いま一歩口に運ぶことができない。
 
アンコウの姿を知っていたら、そう簡単に肝を口に運べない。そういうことでしょう。
 
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しかし、先ほど、【虫の出汁】を飲んだ男が、前に出てきました。
 
 
 
 
「俺、食いますよ」
 
 
 
 
 
きっと、開拓者(フロンティア)精神とはこんな奴に宿っているんだろう。
 
 
 
 
太古にもいたはずだ。
 
 
 
「え?アンコウ?きっしょ。なにこいつ。うわ、食お」みたいにアンコウや、その他のゲテモノに手を伸ばしてきた奴は。
 
 
 
 
半ばドン引きしていたが、彼の勇気に敬意を払い、その言葉に素直に従った。
 
 
 
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「海老みたいっすよ」
 
 
 
 
 
 
でけぇバッタをむしゃむしゃやりながら、何を血迷ったことを抜かしてやがるんだ。
 
 
 
 
「もう一匹いってもいいっすか?」
 
 
 
 
 
もう一匹いきやがった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と、まあ、こんな感じで、虫を克服する企画は終了したんですが、肝心の虫を克服できたのかはどうだったんでしょうか?
 
 
後日、感想を聞いてみたところ。
 
 
 
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とのことです。
 
 
 
 
 
どういうことだよ。
 
 
 
 
結局のところ、バッタ=海老を証明するだけの結果になってしまった。
 
 
 
 
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余談ですが、後日、サークル員のインスタストーリーにこんな画像が流れてきました。こちらからは以上です。
 
 
 
 

サークル納税始めます


みなさん、お久しぶりです。

平成企画合戦ピテクス広報メディア《ピピピ通信》です。




「このブログまだ動いてんだ?」とか思った人も「こんなブログ全然知らねえ」と思った人も、今すぐ3mの地蔵に叩き潰される祟りとかにあってください。



さて、挨拶はこれくらいにして、本日はサークルよりちょっとした提案がございます。



現状、我々サークルは資金問題に苦しんでおります。

現サークル員によるサークル費未払い問題。サークルパーカー費未払い問題。諸々の企画での諸費用未払い問題。飲み会での代金未払い問題。


どいつもこいつもろくでもない奴らばかりなので、ヘラヘラ笑いながら「今度払うわ」の繰り返し。

払ったことねーだろ、ボケども!
おまえらこないだ旅行とか行ってたじゃねーか!
借金返せよ!

金を払わないサークル員は全員サラ金から金を借りてでもサークル費を支払ってください。
さもなくば、実家まで取り立てに行きます。闇金ウシジマくん読んでたし、やり方はわかるぞ、コラ。


と、こんな感じでサークルの財政は常に火の車。そろそろ爆発します。

そこで、提案するのが

サークル納税です。




ふるさと納税という言葉がありますが、あれのサークルバージョンです。


サークルを離れた社会人の方々から寄付という形でサークル費をぶん取ろうという考えです。


勿論、「サークルを離れたし、大学も卒業した我々がなんで馬鹿な後輩の尻拭いをしないといけないんだ!社会をなめるな!」となる方が殆どです。当たり前です。

しかし、何も無償でこんなことを要求しているわけではありません。

一定の額を寄付された方にはサークル全員でちょっとしたサービスを提供しようという考えです。

以下に今、適当に考えた案を書き出しますので参考にどうぞ。


ちなみにこのブログはサークルの公式ブログなのでここに書いた内容は全てサークルの本意となります。神にでもなった気分だ。



1000円 無作為に選ばれたサークル員1人よりお礼のLINE


3000円 お好きなサークル員1人よりお礼のLINE


5000円 サークル員100名からお礼のLINE


8000円 サークルパーカー1着(サイズSのみ)


10000円 現会長の父母よりお礼の電話


15000円 現会長の親戚一同よりお礼の電話並びにちょっとしたお菓子の詰め合わせ


20000円 黒毛和牛サーロイン200g


30000円 顔写真がサークルのtwitterアカウントのアイコンに


50000円 サークル員が引っ越しの手伝いをする


80000円 熱海旅行


100000円 サークル員100名の親戚一同よりお礼の電話並びにちょっとしたお菓子の詰め合わせ


150000円 プレステ4


200000円 企画を始まる前と終わる時に「○○さんありがとうございます」を絶対言う習慣


500000円 帝王(カイザー)になれる


800000円 キックボード


1000000円 現会長の祖父母と行く熱海旅行



以上です。


それでは、社会人の皆さまよりの寄付を心待ちにしています。



現サークル員は至急、金を払うように。


*本気にしないでください

友人を拉致して沼で鯖の味噌煮を作らせた話

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唐突ですが、家庭料理ってどんな味を思い浮かべますか?



優しい味?
暖かい味?
それとも少し懐かしい味?




家庭料理はどの家庭にもありますし、その家庭ごとに味は異なります。
しかし、家庭料理が嫌いなんていう日本人はいないでしょう。いたらそれは多分アルマジロとかなんかそんなんです。

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と、ここでひとつ疑問がありまして。


果たして家庭料理はどこで作っても家庭的な味がするのか?


僕は常々、料理というものは食べる相手、食べる場所、雰囲気、などの情報によって味を変えるのではないかと思っております。



好きな相手と食べるお茶漬けが、最高級A5ランクの牛ステーキを凌駕することもあるかもしれません。


少なくとも僕は、宮崎あおいと「昨日飲み過ぎたね」なんて言いながら鮭茶漬けを並んでサラサラなんてした日には全身にフォアグラなすりつけられようが、迷わずお茶漬けを選びます。



まあ、宮崎あおいは本当に最高なんで、あんまり参考にならないかもしれませんが、とにかく。


家庭とは間逆の場所で食べる家庭料理は本当に家庭的な味がするのでしょうか。




例えば、家庭裁判所前で家庭料理作ればさぞ深みある味わいになるでしょう。


そんな感じで、家庭とは間逆な場所で家庭料理、鯖味噌煮を作ってみようと思いました。



しかし、僕は料理がそんなに得意という訳ではなく、鯖味噌煮なんて作ったこともありませんから、適当に作れば、パエリヤかなんかを作ってしまう可能性があります。

パエリヤなんか作ってしまえば、「わしゃ、スペイン人か!!!!」とネット民達の手によって炎上すること必須。




そこで、和食料理屋でバイトしている友人に作ってもらうことにしました。


しかし、ただ鯖味噌煮作ってくれと言っても天邪鬼な友人が手伝ってくれるわけもなく。



仕方なく僕は友人を拉致することに決めました。




僕は前々から一度、人を拉致してみたいと考えていたので、この機会が絶好のチャンスでした。



ホームセンターで諸々の拉致用具を購入しました。
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店員さんにやばい目で見られました。購入したものだけ見ると『連続幼女誘拐犯』です。そんなつもりはない。


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友人を呼び出し、僕は先輩の車で友人の背後に迫ります。

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「お、いたいた。アホみたいな顔でおるぞ」

「アホやなぁ。今から拉致されるのに。アホやなぁ」

「拉致されて鯖味噌煮作らされるのによくもあんなアホみたいな顔でおれるなぁ」

「「wwwwwwww」」


本当に最低だなと思いました。





「今や!!捕まえろ!!」

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合図の元、麻袋を頭に被らせて、ガムテープでぐるぐる巻きにします。
抵抗するので膝蹴りを入れます。


「おら!!車に入れ!!こら!!」


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後部座席にぶち込んで車を発車させます。


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車内には「ドナドナ」が流れ続けます。マンウィズアミッションのかっこいい曲が流れ始めると、すぐに「ドナドナ」に変更し、「マンウィズなんか聴かせるか!!お前は一生ドナドナなんだよ!!!」と不安を煽ります。



彼は和食料理屋勤務なので、身なりには非常に気をつけています。爪が伸びていてはいけない。ピアス、金髪はいけない。
衛生上良くないとされる行為は一切してません。



そこで、嫌がらせとしてマニキュアを塗ってやることにしました。



「ほんまにやめて」


「料理長に怒られたらええねん」

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揺れる車内で塗ったので、指先にもマニキュアが付きましたが、僕の指じゃないので、どうでもいいです。




「なあ、これ、どこに連れてかれんの?」

「教えん。不安になれ」




彼は以後、言葉を閉ざしてしまいました。
不安からか怒りからか。




僕は少し怖くなって「怒ってる?」と聞いてみましたが、返事がなかったので、「ドナドナ」を歌い続けました。



と、ごちゃごちゃしてるうちに、

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沼につきました。





「オラ!!降りろ!!!」


「道幅狭いから気をつけろよコラ!!!!!」


「沈めたろか!!!!」


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荒れ狂う怒号の中、彼は沼に降り立ちました。


「そろそろ何するか教えてよ」


「鯖味噌煮作ってくれ」


「は?どういうこと?」


「うるさい。鯖味噌煮作ればええねん」


「ほんまに帰りたい」


準備が終わったので、記念写真を撮ってみました。

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シュールレアリズムみたいな光景が目の前に広がりました。
なんだか物騒です。
バイオハザードでこんな奴いたな。


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鯖味噌煮を作るために拘束を外すのですが、口だけは塞ぎます。声上げられると面倒なので。


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まずは鯖に切れ込みをいれるのですが、用意したナイフが切れ味が悪く全然切れませんでした。悲しい目をされたので、「ごめん」と言いました。


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生姜と鯖を醤油と酒で煮込み、最後に味噌を入れると完成です。


びっくりするくらい簡単で、呆気なかったです。


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めちゃくちゃいい写真が撮れたので「Twitterのヘッダーにしなよ」と言ったのですが、「俺にはバイクあるから」と言っていました。

「お前、バイク似合ってへんねん。バイク売って調理器具買えよ」と言うとムッとした顔をしました。
ごめん。






早速、実食。


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「臭ない???」



鯖の主張が強すぎました。

みんなびっくりするくらい美味しそうな顔をしませんでした。
ちゃんとメディア用に顔を用意しろよ、正直者か。


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しかし、友人だけはムシャムシャ食うてました。


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ムシャムシャ



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ムシャムシャムシャムシャ



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ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ












ということで、結論を求めるために友人に「家庭的な味した?」と聞いてみました。



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「俺の家、鯖の味噌煮そんなに出たことないわ」





なんでそんな良い笑顔なんだよ。







結論: まず、鯖の味噌煮が食卓に並ばなかった。



そのあとみんなで天下一品を食べました。おいしかったです。

おわり。



街角レポート 桃山御陵前駅の場合


こんにちは。
はじめましての人ははじめまして。
そうじゃない人は「ヨッ!」

今回は個人でやった企画を文章にまとめてみました。久々の経験で、元々ないセンスが著しく衰えていて虫の息だったのですが、僕は最強なので書き切りました。褒めて。


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さて、今回は、ハイエナズクラブというサイトに送る「街角」をテーマにした記事を書くために、僕は近鉄京都線にある桃山御陵前駅という駅に降りました。

目が死んでいるのは普段どおりです。
心配しないでください。



今回、この駅でやろうと思っていたのは、ど根性大根のような、変な生え方をしているポストや電柱などを探すど根性○○を探せという企画でした。


ですが、昨今の市町村では、そのような欠陥のある建築物は著しく排他されているらしく一本も変な生え方をしていませんでした。



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見つけたのはこのなんなのかわからない傾いたやつだけです。

これがなんなのか誰か教えてください。


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挙句、余りにも見つからないので無理やり商店街に置いてあった旗を傾けた辺りで、この企画をボツにし、桃山御陵前駅を探検するだけの企画に変更しました。


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ですが、ここ、桃山御陵前駅
面白いものがめちゃくちゃあって、充分記事になる撮れ高でした。






まず、こちら。

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なんと、河童です。

僕は最初、金色のマネキンをカラス除けかなんかに使ってるのかと思ってました。
配置が独特です。



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ここは、商店街を外れた所にあるカッパカントリーという場所で、他にもこんな感じで河童がいました。


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多分、河童だと思いますが、いささかファンシーにすぎるので、僕にはタラちゃん、イクラちゃんにしか見えず、「あれ、長谷川町子館かな?」と思いました。
チャーン!!



あ、この写真も目が死んでますね。
通常通りです。
大丈夫。




また、カッパカントリーから少し外れた場所には、コインランドリー「キュウリ」がありました。

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余りにも関連性のない店舗名に度肝を抜かれ、その奥にスナック「ピーチ」を見つけ、「ただ、適当につけたんだな」と感じました。


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内観は、思想が強すぎて理解できませんでした。


きっとこのお店はオーナーの悪ふざけが産んだんだと思います。





また付近には。




花を買うという購買意欲を削ぐ人形
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誰なんだ。
日焼けなのか照れているのか。
せめて大きさを考えてくれ。





どことなくいい女感を出すマネキン
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手の角度と腹立つドヤ顔のせいだろうか。



グロすぎる鯉のぼり。

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食戟のソーマで田所恵ちゃんがアンコウの吊るし切りしてたシーンを思い出しました。




潰れていた「まいる〜む姉妹」

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何屋だよ。






思想の強すぎる張り紙のある家。

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大改造劇的ビフォーアフターでこの家でたら、僕はウケますね。






などがあり、終始、小馬鹿にしながら歩いていました。



すると、僕の前に。



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バケモノが現れました。




僕は小学生の頃、「僕の考えた妖怪」みたいなタイトルでこんなヤツ描いたことあります。
まさか、具象化するとは思いませんでした。
早いとこ、焚書に回さないと。



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他にも、こんな風に白紙の看板しかないお店の右下に。




小さくこんなものが書かれていました。


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らしいです。



だから、何屋なんだよ。






また、お店だけでなく公園もなかなか面白く、例えばこちら。

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急にレベルの上がる鉄棒です。




途中から教育方針を一転させた、自称進学校のカリキュラムのようですね。弊害しか生まんぞ、あんなもん。



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他にも、どうも遊び方のわからない遊具。


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見事に歪む街路樹。



等、ヘンテコなものがありました。






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また、こちらの公園は、こんなに広く、遊具も少ないのに関わらず。



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球技が禁止されていました。




なにしたらええねん。




そりゃ、子供いねーわ。



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ちなみにこの公園内に生えていた木には、エグいキノコが生えてました。
一目で「俺、ワルやで」と訴えかけてくる亀田興毅感があり、思わずピンポン球を投げました。

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少し上には、これまたワルが。

公園に人が立ち入らなくなるとこんな腐海みたいな現象が起こるのかと少し怖かったです。

ナウシカを呼んでくれ。





ここまで、お金は一切かからなかったため、桃山御陵前駅に住む先輩に教わった「宇宙パワー整体」なるものを体験しに行きました。


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胡散臭い。




どうやらその日は、整体の先生が休みらしく、占いしかやっていなかったため、じゃんけんで負けた同行者に占いをさせてみました。

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結果はなんとなーーーーく当たっているという程度で、同行者はしきりに住所を書くように促されていましたが、断固拒否していてウケました。


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と、突然、お金を払っていない僕を占い始めたおばさん。



「サービス、サービス」




と、別に嬉しくもないサービスを提供し始めましたが、その結果は僕の表情から推測ください。
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最後におばさんは「浄めの塩」という塩を袋に詰めてくれましたが、雑すぎて下にポロポロこぼれ落ちていました。

絶対、業務用の塩だと確信しましたが、怖かったので黙ってました。




「宇宙パワー整体なら、本部に行けば受けられるよ」
突然、おばさんがその母体となる宗教本部へ案内して、電話までしてくれたため、僕は「宇宙パワー整体」というヤバい整体を受けに向かいました。


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ここの5階です。


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急に不安になってきて、情報をくれた先輩に一時間経って連絡がなかったら、警察に通報するようLINEをしました。



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本当にイヤそうに、渋々とエレベーターで5階へ向かう僕です。
目が死んでますね。
これは、本当にイヤだからです。




先程のおばさんからは、「教祖様はトイレとかにたまにふらっと現れるかもしれない。特徴は、頭が尖っている」という理解不能な情報を頂いていましたが、部屋に入ると普通に頭の尖ったおっさんがいて、「整体したるわ」とやってくれました。

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教祖直々かよ!!!


と、ツッコミかけましたが、捕まって拷問されたら嫌なのでやめました。





しかし、整体自体は非常に効果的であり、体が楽になりました。


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楽になりすぎて普段しないようなポーズを公園で取りました。

目は死んでます。






はい。
という訳で、今回はこんな感じで桃山御陵前駅を紹介してきた訳ですが、この「街角レポート」企画、コスパがすごいいいことに気がつきました。
なんせ、取材に負担がない。しんどいことしなくていい。それなりに撮れ高がある。と、いいことづくめ。



なので、今後もたまに緩くシリーズ化したいなあと思ってますので、なんか「この駅興味あるけどなぁ、怖いな〜」みたいな情報ありましたら、ください。
暇な時、行ってきます。




あと、最後になりますが、このピテクスのブログ、現在、一人で動かしている状況なので、「軽くコラム書いたろか」とか「こんなヘボ記事載るくらいならワシが抱腹絶倒な記事書いたるやで」という剛の者を募集してます。



他にも自分達でやった企画をブログにしたいなあと思ってる人はどんどん声かけてください。
文字に起こすので。




はい、それでは今回はこんな感じでした〜〜。


ネットリテラシーを考慮して、サークルに関係ない画像でお届けする合宿の話。




9月1日〜4日の3泊4日。
僕らは沖縄に合宿へ行って来ました〜〜〜。





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沖縄の気温は9月でも30度を超えていて、みんな、最初は疲れてましたね〜〜 笑





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1日目はレンタカーを借りて、沖縄を縦断しながらホテルを目指しました。アメリカンヴィレッジで遊んだり、美味しい沖縄料理を食べてシアワセ〜〜〜〜



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ホテルは美ら海水族館の近くにあって、翌日が楽しみでしたね。
さあ、みんなゆっくり休んでね〜〜〜




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二日目は朝からビーチで大はしゃぎ〜〜。日に焼けてみんな痛がってましたね 笑笑笑





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お昼からは美ら海水族館!!!
綺麗な沖縄の魚や、ジンベエザメにみんな大興奮!!
マナティだっていましたよ。


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夜は海辺でBBQ!!
コラコラ、肉だけじゃなくて野菜も食べなさいよ!! 笑




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3日目は自由行動!!
青の洞窟という綺麗な海でシュノーケリングをする班ですね。
間近で見る魚に、みんな目が輝いてますね。




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こちらはトロピカルフルーツランドで朝ごはんを食べて、首里城を観光した班ですね。
しっかり沖縄を満喫しました!!





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そして、最後はみんな集まって大宴会。
カラオケや、ダンス、フリースタイルラップバトルで大盛り上がり!
ハチャメチャな四時間だったね!





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4日目。
ついに、空港に向かって、飛行機に乗りました。
終わってしまうのです、楽しかった沖縄合宿が……。
サヨナラ、沖縄〜〜。







注・今回、ネットリテラシーを考慮し、文面及びサークルとなんの関係もない画像を用いました。


画像が欲しいっていうサークル員は、グループLINEに山程あるから探しなさい。
自分でやってこそだ、思い出なんてものは。


甘えるな。



いないとは思いますが、この記事でサークルに興味を持ったサークル外の皆さん。


我々はいつでも新歓時期なので、どんどん入ってくれよな!!



入会金、年会費、合わせて3000円という破格の値段設定のせいで、会費は毎回、火の車!!


君の年会費で救われる人もいるんだ!!!
入れ!!!!!
そして、金を落とせ!!!







それでは、みなさん。
お疲れ様でしたーーーー。








オオクワガタを採りに旅をした話






夏といえば?

そう、カブトムシ。



男といえば?


そう、カブトムシ。



では、夏に男である我々がすべきこととは?



そうですね。

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オオクワガタ採りです。



異論は認めません。


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という訳で、僕らは大阪は能勢町に来ました。



めんどくさかったので説明端折りましたが、ここ、大阪能勢町は日本でもオオクワガタが沢山採れるスポットとして有名らしいです。

「オオクワガタ めっちゃ採れる」と検索したら出てきました。

便利な世の中です。




「おっしゃあ!!!!オオクワガタ採りまくって、その辺のガキに売りつけたんでェェェ!!!!!」と、声を高らかに意気込んだものの、メンバー達はあまり乗り気ではない様子。


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「明日テストやし、できれば早く終わらして欲しい」



「オオクワガタってめちゃくちゃ警戒心強いんで採れないと思いますよ」


「なんで、オオクワガタ採るんすか?」




「…………………」





車から放り落としたろうかと思いましたね、ええ。




「てめぇら、オオクワガタ取れるまでマジで帰れると思うなよ。一生、この山中でオオクワガタ追う生活を余儀なくさしてやる」




若干、険悪なムードの中、まずは罠作りの行程です。



バナナを刻み、焼酎に浸し、発酵させる。

これだけで、釣りで言う撒き餌になる訳ですね。釣りわからない人には怪しげな洗剤とかを「まあ、すごい」とか言って購買意欲高めようとするサクラな主婦とでも思ってください。
余計、分かりづらいな。


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おじさんに許可を取り、その辺のクヌギの木っぽい木にこの撒き餌を擦りつけ、夜がふけるのを待ちます。




せっかくなので、近くの温泉に向かいデトックスをします。

日々のストレスとか毒素がどんどんと身体から出て行き、このまま一泊したくなり、オオクワガタとかもうどうでもよくなってきました。

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「行くで、みんなー」

「じゃあ、ソファから立ってくださいよ」

「行くやで、みんなー」

「ソファで目を瞑りながら言わないでください」


「立てボケ共!!!行くって言ってんだろ!!!!」




「お前が立てよ、まず」





しぶしぶと立ち上がり、罠を仕掛けたスポットに出掛けた僕たち。



さて、その結果は………?









マジで一匹も虫がおらん。




カブトムシやクワガタムシ、カナブンですらいない。


見つけたのはめちゃくちゃ気色悪い蛾一匹。



え?ちょっと待って?



予想外、予想外、予想外。




クワガタムシ、カブトムシがいないのは最悪の展開として予想してましたが、カナブンすらいないって……。






『って、カナブンだけかーーーい!!!!!
こんなもん、ウチのアパートでも採れるわ、アホか。
って訳で僕らは車で
KANA-BOONを聴きながら帰路についた訳ですね 笑
トホホ( i _ i )』

っていうクソみたいなオチを用意していたのにそれすらも出来ないとは………。



今のところ僕らの手元にある虫の画像は昼間に見つけたナナフシの画像と馬鹿でかいナメクジの画像と先日奈良に行った際に見つけたノコギリクワガタのメスの画像だけです。

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駄目だ。


これじゃあ、オオクワガタとのギャップが激しすぎる。



「どうする?」
「うーん」

緊急サミット開催。


「あれは?昼間寄った世界のカブトムシ、クワガタムシショップで撮った写真からオオクワガタの写真貼って、さも俺らが捕まえたみたいな記事にしよう」




「クソみたいな案だが、採用。ちょっと撮った画像見せて」



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「お前、コーカサスオオカブトばっかり撮ってんじゃねえかよ!!!いねえよ、野生で!!!」




「だってカッコ良かったから」




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店です。
ずっとカラスがとまってました。
怖かった。





このままでは引き下がれないので、クワガタがめちゃくちゃ採れるスポットを他に探し、そこを目指し車を走らせます。



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夜中の2時。
ここからが本番です。
懐中電灯片手にクヌギとその樹液を探し、我々は歩きます。



「こことか、めちゃくちゃ樹液出てますよ」

「あ、これ、クヌギやん」


深夜ということもあり、なんだかテンションが上がってきました。


しかし。



何故か一匹も虫がいない。



カナブンもいない。



めちゃくちゃ樹液出てますやん。
めちゃくちゃ樹液の匂いしてますやん。

竹やぶが近くにあるクヌギの木にはクワガタがよくいますという情報。


いや、竹の隣のクヌギですやん。


めちゃくちゃ樹液出てますやん。




マジでふざけんなよ。
書けないよ、こんな結果じゃ、みんなを納得させる記事書けないよ!



「紙粘土とかでオオクワガタ作ってみる?今から」


「あー、モーターとかつけてツノとか脚動くようにしよかー」



疲れと眠気とプレッシャーから訳わからんことを言い始めてしまいました。



次第に夜は開け始め、今回の企画は不発どころじゃなく失敗に終わりました。



僕に残されたのはこの残念な旅路をいかにおもしろく記事にするかという無理ゲーな仕事だけ。



こんなことなら、コーカサスオオカブト買っとくんだったぜ 笑


トホホ( i _ i )( i _ i )







完!!!






これが初記事だってよ!!
幸先悪いな!!!!!!

いぇーーーーい!!!!!!